2022年のGWに東京(秋葉原)をほっつき歩いたあと見つけた書籍. 万世橋をきっかけに東京に興味が湧いて思わず購入.
この本には,世界の都市との比較,各エリアの紹介,東京のつくりかた(簡単な歴史)が纏められている. 特に,各エリアの紹介にえる俯瞰写真が面白い&分かりやすかった.
注意点としては,オリンピック前の古い情報が多いこと. 国立競技場は予定地,臨海副都心も再開発中となっている. コロナによる変化を別途追うと面白いかもしれない.
この本で覚えているのは大きく三つ.
一つめは,東京は世界の都市と比較して居住に関する「評価」以外が高い傾向だったこと(どういう指標なのか疑問は尽きないが). 皇居に近づくほど人口密度が低く,その割にたくさんの人・ものが同居していることに起因していると思われる.
二つめは,首都圏に「つくば」や「厚木」,大都市圏政策に「山梨」や「関東北三県」,「千葉全域」が入っていて,政治的な駆け引きの香りがしたこと.
三つめは,移動手段の話で,65歳以上は自動車,若年層は公共交通機関という傾向だったこと. (自動車移動しているのは誰なのか,という疑問が常々だったが,少し腑に落ちた)
気づきとしては,あと5年でリニア開通し,大きく変化する可能性について. 特に,東海道は需要が下がり,観光客含め,人が減る可能性が高い. 5年後の私,生きていたらどこに住んでいるのだろう?よく考えたほうが良い気がしている.